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茶道の先生をしています。 お茶を教えているだけではなく、ホテルにある茶室を管理し、国籍を問わず、老若男女を問わず、さまざまな人達と関り、非常に面白く興味深くもあります。 I am a teacher of the tea ceremony. Tea not only teaching, is managing a tea room in the hotel. Regardless of nationality, people of all ages, I have a variety of people and I related. It is also very interesting and fun.

2013年5月23日木曜日

クリスマスローズ (初雪おこし、寒芍薬)



クリスマスローズというのは、今では、もう馴染みの花になってきていますが、
日本では、主に年が明けて2月頃からお花屋さんでは出回り、年末のクリスマスにはまだ出てはいないし、地植えのものでも、本州でも12月に多分まだだと思うのですが、ましてや雪のある北海道では程遠く、雪が溶け出した頃に昨年の葉の影から蕾が出ているのを見て、早く咲かないかなあと思うものですが、何故、クリスマスローズという名前なのかと、思っていました。






今回我が家の花達を集めたブログを作り始めて、
改めて写真をアップするのに、色々と調べてみて、
へぇ~!そうなんだ!というような事が沢山分かって面白いと思いますが、
クリスマスローズもそのうちの一つです。


クリスマスローズの原種は、ニゲルという一重の白い清楚な花ですが、
ニゲルと知って、ああ、ニゲルなら知っているわ!と思い、このニゲルが原種なのか、そう云えば似ているなと思いました。

このニゲルというのは、ヘレポラス・ニゲルというヘレポラス属のニゲルという事で、ギリシャ語でヘレポラスは地獄、ニゲルは黒のという恐ろしい名前がついていて、その根が黒い事からニゲルとついている花らしい!そして、その根には毒性があるが、薬草として使われていた。

でも花は白く清楚であり、イギリスやドイツでは、クリスマスの頃の12月に咲くので、クリスマスに咲くバラとして、[クリスマスローズ」という名前がついている。

我が家には、何種類かのクリスマスローズがあるが、このニゲルは無いようで、右の写真は、白だけではなく、少し黄色ががっているが、これが多分ニゲルに一番近いように思います。


本来、クリスマスローズというのは、このヘレポラス・ニゲルだけらしいが、
今、出回っている様々なクリスマスローズは本来クリスマスローズとは云わず、ニゲル以外のその全ては、レンテン・ローズというもので、
このレンテン・ローズは、キリスト教の復活祭の前、40日の受難(四旬節)大体、2月の頃に咲く花です。

このレントは、ギリシャ語で四旬節をレントといい、ここからきている名前で、正式名は、ヘレポラス・オリエンタリスといい、このオリエンタリスを総称してレンテン・ローズといいますが、日本では、このレンテン・ローズも全て含めて、クリスマスローズと云っています。
それで、2月頃に咲くレンテン・ローズもクリスマスローズなので、2月から、北海道では、4〜5月に咲いてもクリスマスローズ!
何故クリスマスの頃に咲かないのに、クリスマスローズというのだろうという、何故が分かりました.....。




 



雪が溶けて、去年の葉の間から花芽が沢山付いているのが、顔を出します。






このクリスマスローズは、和名を「初雪起こし」[寒芍薬」といいます。
日本には、明治時代の始めに薬用植物として入ってきました。
薬草ではありましたが、花も芍薬に似ていて、
咲いている姿も下向きで、うつむき加減のところが
風情もあり、茶席に似合う花として
原種のニゲルは「初雪おこし」、レンテンローズは「寒芍薬」と和名が
つけられて、冬の花のない時季の茶花として茶席に飾られてきました。

「初雪起こし」は、雪を押し上げてはなを咲かせるからとの和名

他に、和名として葉が八手に開いている感じから「八手花笠」とも言います。

因みに、このクリスマスローズは
私の誕生日でもある3月6日の花です、
花言葉は「慰め」



















我が家のクリスマスローズの咲く辺りです。


今回のクリスマスローズについては、
日本クリスマスローズ協会のHPに沢山の情報があります。
http://www.wakaizumi-farm.com/index.html



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